「貧すれば鈍する」CHANELのパンプスが教えてくれた事

シンプル思考

bonjour!
わたしニケ。くろねこなの。

暑いです。
そーよ。これこれ!みたいな真夏の暑さを思い出させる日。
夏服計画も本腰をいれなくちゃと、いつものようにネットサーフィンをするママン。
靴を買ったばかりなのにまだ買う気か?
そこでふと目についた記事。
ママンの買い物習慣って、「お金がないのに「無駄遣い」せざるを得ず、ますます貧困に陥る」ってやつじゃないかと。
思い当たるフシがあるわあるわで、ちょっと考えちゃったよ。

お金がないのに「無駄遣い」せざるを得ず、ますます貧困に陥る

前回の記事、春夏の靴に買ったCHANELのパンプスが使いこなせなくてまた靴を買ってしまいましたが。

貧乏人の悲しいサガと、真夏だろうと会社勤めで欧米のように長期間バカンスに行く習慣がない日本。そもそもパリは夏服=リゾート着なんですよ。
パリ風クローゼットに夏の通勤着なんてカテゴリは存在しない。

文化や慣習の問題、そしてママンは貧困の側に生きてます。
こちらの記事↓

本人は節約のつもり…貧困層がスーパーの特売ではなく「コンビニのカップ麺」を平気で買ってしまう残酷な理由【2022編集部セレクション】 お金がないのに「無駄遣い」せざるを得ず、ますます貧困に陥る
カップ麺は節約か否か。ネットではこうしたテーマの論争が定期的に繰り広げられている。文筆家の御田寺圭さんは「先日も、コンビニでフルプライス(231円)のカップヌードルを節約のために購入したというツイッターが炎上した。貧しい人はスーパーで袋麺を買う、といった批判が多かったが、そう怒っている人が理解していないことがある」とい...

ママンはかろうじてスーパーの特売でカップ麺を買うだけの知識とスキルはありますが、ワードローブ計画となるとどうでしょう。
コンビニでカップ麺を買ってしまう側にいると思います。
バカンスの文化がないのにバカンス用の靴を買うという、ちぐはぐな買い物行動をしてしまうでしょ。
愚かですよね。

ようするに「愚かだから(合理的判断ができず)貧しくなる」だけでなく「貧しいから(合理的判断ができず)愚かになる」という機序も明確に存在して、貧困層をますます貧しくしてしまうのである。

怠惰でもなければ愚かさでもなく「貧しい生活によって生じる心理的ストレス」が人びとから経済的に合理的な判断能力を低下させ、みずから貧困のループを作ってしまう。「貧すれば鈍する」とは昔の人はよくいったものだ。

本人は節約のつもり…貧困層がスーパーの特売ではなく「コンビニのカップ麺」を平気で買ってしまう残酷な理由【2022編集部セレクション】 お金がないのに「無駄遣い」せざるを得ず、ますます貧困に陥る (3ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

「貧しいから(合理的判断ができず)愚かになる」「貧すれば鈍する」なのです。
身もふたもないですがワードローブの話だけじゃなく、ママンは経験上パート、フリーランス時代はギリギリの生活、老後資金、未来は不安しかない状態でした。ガチ貧困層です。
ガチ貧困層は1円でも節約して不安に備えなければいけないのに無駄遣いする。
ストレスが溜まっているとジャンクフードや手近なコンビニスイーツ、安いからというだけで服を買ったりしていました。非合理的買い物行動。
まさにこれ↓

貧困層は文字どおり経済的な余裕がないので、貧困状態にある人はわずかな出費でも生活が立ちいかなくなることへの不安に絶えずにさらされている。そのような心理的ストレスの強い高リスクな状況下におかれると、人は脳内の認知的リソースのほとんどを「生活を無事にやりくりするリスクマネジメント」に割かなければならなくなる。ほかのことを考えられなくなって、非合理的な判断に奔ってしまう。

「貧すれば鈍する」状態です。
ぎりぎりの生活を身をもって体験して、現在はとりあえず契約社員で少ないながらも安定した収入があり、「生活を無事にやりくりするリスクマネジメント」が格段にやりやすくなり、脳内の認知的リソースも少なくて済むようになりました。
「貧すれば鈍する」からの脱却です。

ではワードローブも「貧すれば鈍する」を脱却するにはどうしたらいいか。

貧しい人びととは対照的に、高所得層はそうした生活防衛によって要求される心理的ストレスやコストが小さいため、余暇時間には読書やセミナーなどの自己研鑽あるいは美術・芸術鑑賞といった文化的・教養的活動に回すことができ、それが結果的にかれらのビジネススキルの上昇やインスピレーションの向上に貢献している。

メルカリやECサイトを徘徊してる暇があったら自己研鑽に励みなさいってことかしら(笑)
ようするにおしゃれは内面と暮らしの充実からなんだと思います。


最後にこの記事では

手持ちのカネの多寡によって生じる「生活をやりくりするしんどさ」の格差は、それ自体が「認知的格差」に直結し、貧しい人をますます貧困に絡めとられるような行動に駆り立て、富める人をますます豊かで上質な暮らしにつながる行動を促進する。

格差の固定化を挙げられてます。
「認知的格差」が貧富の差に直結しているのだから、普通に教育を受けて育って、節約のスキルがあっても誰でも貧困のループに落ちてしまうという事。
ママンも再分配の必要性を感じてます。

なぜ社会に再分配が必要か。それは「不平等だから」「ズルいから」というより、「貧すれば鈍する」という“呪い”にかかっている人の絶対数を減らし、社会全体の活力や生産性、そしてなによりひとりの人間が人生で味わう充実感や幸福感の総和を高めていかなければならないからこそでもある。

芍薬。
花を飾る心の余裕は持ち続けたいです。

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コメント

  1. ミント より:

    ママンさま
    素晴らしいです
    センス良く、お部屋も綺麗
    多分スタイルもよくておられて
    憧れてますが、
    心に刺さりました

    昭和一桁の親が良く口にしていた
    言葉で、
    あまり意味を考えていませんでしたが
    腑に落ちました

    私の場合は、パートタイマーで職場はラフな服しかいらないのに
    ついついよそゆきを買ってしまいます
    反省です

    これからも楽しみにしております
    素敵な文章をありがとうございます

         

    • nikeneko より:

      ミントさま
      コメントありがとうございます。
      ママンの親も昭和一桁世代ですが、貧乏なのに親戚はお金持ちと言いますか、そんな家庭でとにかく世間体を気にしすぎる親の元、ママンも見栄っ張りの貧乏気質を受け継いでしまったんですよね~。
      親のせいばかりではないけど貧すれば鈍する呪いにかからないよう気を付けようと思います。