10年経っても思う買ってよかった”持ち家”

シンプル思考

bonjour!
わたしニケ。くろねこなの。
東北の震災からもう10年経つのか、まだ10年なのか、そのどちらもというのが今のママンの感想です。
わたしは生まれる前だけど、ママンたちがこのアパルトマンと出会ったのも震災の年だったんだね。
震災があった3か月後の6月にここを買ってリノベーションしてにいにたちと壁紙をはがしたり、ペンキを塗ったり、IKEAのキッチンを組み立てたり。
そして8年前の3月に引っ越してきたの。
ママンが団地を選んだ理由はこちら↓

8回目のアパルトマンでの3月は、当時ぼんやりとしか考えてなかったひとりぐらしで迎えることになりました。
いやぁ~月日が経ったことにあらためて気づいたよ。
そしてこのアパルトマンにはねこが欠かせない存在なんだってことも。
二人の兄にがいなくてちょっと退屈だけどね。

ツェツェのインディアンキッチンのあるパリ風団地のキッチン

色んな事があって、いま改めて思うことはこの団地を買ってよかった!って。
持ち家派、賃貸派あるけど断然ママンは持ち家派。
ひとりになっても10年経っても買ってよかったって心底思うのです。

10年経っても思う買ってよかった”持ち家”

パート勤めのシングルマザー団地を買う

そもそもママンはなぜ団地を買うことになったのか、そこからの昔話です。

ママンは離婚=経済的自立、(独立という前向きな言い方にするね)独立を考えた時にしたことは、まず正社員に転職することでした。
でも当時世の中はまだまだ不景気マインド、新卒の就活も厳しい、ましてや学歴もスキルもないパートのおばさんが正社員に転職することはほぼ不可能。
それこそ色んな会社からお祈りされまくりました(笑)
で、正社員の道は早々にあきらめ、他に独立できる手立てはないか考えました。

収入が増やせないなら支出を削る。
次に考えたのはパートの少ない収入でやっていけないか?です。

家計の中で一番大きな出費になるのが家賃。そして教育費。
独立はしても二人の兄に達と別れるつもりはなく、というかお父さんとお母さんとどっちと暮らす?って聞いたら二人とも食い気味に「お母さん!!」と即答されたから離婚を決意したんだけどね(笑)
そう言ってくれた二人の兄に達にはやりたいことをあきらめさせたくなかったし、生活レベルもおとしたくなかった。
そんな時おっきい兄にの進路を考えるタイミングで高校授業料無償化が決まったのね。
これで教育費は何とかなりそうな目途がつき、家賃さえクリアできればパート勤めでも母子3人食べていけると独立を決めたのです。

となると最大のハードルが家賃。家賃の安い部屋を探す事なんだけど、独立して生活レベルが落ちるんだったら大国に実効支配されていた方が民衆=兄に達にとっては幸せって事になるじゃない?
だから住むところ、生活レベルはおとしたくなかったの。
シングルマザーだからって惨めな思いをしてほしくなかったのね。
では現実はというと理想にかなう家賃の安い部屋はなく、公営住宅は抽選。
そこで考えたのが団地の現金一括購入だったのです。

当時古い団地の価値が見直されだした頃で、リノベーションやDIYで自分好みの部屋にする本が店頭にならぶようになってきてたの。
石井かなえさんが神↓

DIYやセルフリノベーションでお金をかけず理想の部屋を作れる!これしかない!と思いました。
終の棲家になるから古くても質の良い家、予算を考えて団地にたどり着いたの。

コツコツ貯めたへそくりと実家、元婚家、夫からの協力支援があってどうにか古い団地を買えるだけの資金を捻出しました。
ママンが正社員なら公営住宅並みの家賃でローンを組めたかもしれません。もっと広い新しいマンションを買えたかもしれません。
でも今思うとローンを組めなくてよかった。当時のママンの価値観なら分不相応なマンション買ってたかもしれないから。
自由になりたくて独立したのにローンを背負って社畜になるしかない人生を歩むところでした。

話がそれたよね。
持ち家か賃貸かどちらが正解なんてないけど、借り物ではない安心感と借金のない安心感は持ち家現金購入しかないと思います。
自分好みのインテリアにするライフワークもできました。
古い団地を手入れしながらこの先も暮らしていく楽しみ。
自由と安心と楽しみと団地を買うことで得られたんだと思います。

買ってよかった一番のものです。
パート勤めのシングルマザーでも団地を買って独立することができる。自由をあきらめる必要はない。
そんなお話でした。

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