マルチ商法体験記その1

シンプル思考

bonjour!
わたしニケ。くろねこよ。

先週の続きでママンのマルチ商法体験記よ。
で、ごめんなさい。このシリーズまだ続きます。
ママンの過去は常にマルチの陰が付き纏ってたの。
全て済んだこと。終わったことだけど、今も被害に遭われてる方がいるかもしれない。
わずかでもママンの体験したことが注意喚起につながるならと思って
今しばらくお付き合いください。

ママンのマルチ商法体験記その1

統〇教会にハマる友人

最初に体験したのは30年以上前、まだ学生の頃でした。

高卒で先に社会人になっていた幼馴染みから聞いたことのないメーカーの化粧品をすすめられたのです。
学生が買うにはデパコスぐらいかな、ちょっと手が出ない感じの値段だったと思います。
なのでやんわりお断りしたんですよね。
その後、その幼馴染みからセミナーのような勉強会のようなものにも誘われましたが、本当に忙しくてすべて断ってました。

これがまさかのちに大きな社会問題になったカルト教団とはつゆ知らず。
仲の良かった友人からの誘いでしたから何の疑いもなく、誘われるままついて行っていたらどうなってたか・・・。

その後もその友人とは仲良くしていましたが、ある日セミナーに参加できないママンを気遣ってか、聖書をプレゼントされたんです。

その時初めてちょっと引きましたね。受け取りはしたけど何か違和感を感じました。
そういう違和感、直感は大事にした方がいいです。
今思うとプレゼントに聖書って、ふつーに気持ち悪いよね。

ほかにもその友人はダイヤモンドや毛皮を買ってましたねー。
統〇教会は化粧品や怪しい壺だけでなく、毛皮や宝石の展示会もよくやっていました。
メンバーだけが入れる展示会というやつです。
さすがにそんな高価なものママンには買えるわけはないので、話を聞いてもじゃあメンバーになりたいとは思わず。
マウンティングされて「ふーん。すごいねー。」で終わり。

時はバブルのころでしたから、毛皮や宝石欲しい‼という女性が多かったのかもしれないですね。
そうとは知らず、メンバーになったら統〇教会だったという、今ならあるあるネタですが当時は繋がっているとはわからなかったです。


この幼なじみは子供のころからママンを支配下に置きたがる子でした。
気に入った子は自分の仲良しグループに囲い込み、それ以外の友人とは引き離すよう仕向けたり、そういった行為を故意にではなく自然とやっちゃう女子。
こういう女子、珍しくないです。

○○ちゃんはこんな酷いことする子だよ。とか、○○ちゃんの家は○○教なんだよ。とか。
ママン含め、ほかの子も知らない情報を持っていることで自分の優位性を出し、自分と仲良くしていたら安心と思わせ、他者をコントロールする。
マインドコントロールの手法をもともとの性格として持っている友人だったの。

ミイラ取りがミイラになったってやつね。
ですがこの性格のおかげか、完全に入信する前に抜けたようです。
普通に結婚してましたから。少なくとも韓国での合同結婚式はしてませんでした。
そのころにはかなり社会問題化してたからね。

ママンも子供のころと違い社会経験を積み、色んな人とかかわる中で、この幼馴染みの持っていた優位性は失われていました。
対等に付き合うように変わってきていたんだと思います。
きっとこのほうが健全な友達関係(笑)

最初は時間もお金もない物理的なことで断ってましたが、心理的に対等になるにつれ、誘われる事もなくなり深入りせずに済みました。




こんなふうにごく親しい、心理的に依存してる相手から誘われると断れる人は少ないと思います。
ママンのようにたまたま時間もお金もないような物理的距離がないと難しいです。

危険は身近にあると思って
誘われたら一旦持ち帰って検討するなり、気をつけてください。

まだマルチ体験記は続きます。次回はネズミ講です。

青リンゴと洋梨。
しばらくテーブルで飾ってからいただきます。

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