古い団地をパリ風インテリアにするリノベーション〜間取りビフォーアフター

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nikeneko’s apartmentにようこそ!
わたしニケ。くろねこなのよ。
更新がずいぶん空いてしまったけど、気付いていただけたかな。トップページをリニューアルしてました。
そこでこのアパルトマンのリノベーションの記事がないことに気がついたの。旧ブログではご紹介済みだったんだけどね。なので改めて紹介します。
どうやって古い団地がパリのアパルトマンになったのか。このアパルトマンの間取りビフォーアフターを紹介するね。

古い団地をパリ風インテリアにするリノベーション〜間取りビフォーアフター

リノベーション何から始める?

ママンはね、イメージを決めてレイアウト計画、業者さがし、にいにたちとDIY・・・約一年半かけて会社にお勤めしながらリノベーションを進めていったのです。
まず最初はレイアウト計画、間取りから考えました。
新生活に思いをはせながら、イメージをふくらませて・・・間取りを考えるのは楽しいよね。でも一番悩むところじゃないかな。
このアパルトマンはちょっと変わった間取りなんです。多分これまでの記事でこのアパルトマンの間取りがわかった人はいないと思います。それぐらいヘンテコな間取りなの。
イメージはパリ風のインダストリアルにしようと決めていたんだけど、そのイメージと間取りと予算をすり合わせるよう、ママンが自分で考えました。だからヘンテコなのね。

レイアウト計画からスタート

このアパルトマンはママンが購入した時は2LDKでした。前の持ち主さんの時に3LDKから2LDKにリフォームされていてその間取りのまま、またきれいにリフォームされて売りに出されてたのです。
ママンはリノベーションの最優先事項がにいに達二人にそれぞれ個室を作ってあげることだったの。だから3LDKに変更する必要があったのね。
ママンは離婚して一戸建てからこの団地に引っ越すことになったから、にいに達に前の家より気に入ってもらいたかったのです。前の一戸建ての時はにいに達は二人一緒の部屋で一人部屋を欲しがっていたんだよね。
リノベーションの優先順位がまず第一ににいに達の個室。そこから考え始めました。

予算を抑えるのにおすすめ半分リノベーション

この部屋の内装、設備は前の売主さんがきれいにリフォームして売りに出されていました。だから全部を壊すのはもったいなかったし、予算的にも大変だったので生かすところは生かして、フルリノベーションじゃなく、半分だけリノベーションにしました。
耐力壁など壊せない部分、キッチンやトイレ、水周りも動かせないからそのままに。
そこにどうやってにいに達の個室2部屋を作るか。

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こんな感じに変更しました。ね、ヘンテコな間取りでしょう。
玄関横の和室、サニタリーはそのままで、奥の和室とLDKを変更しました。
押入れと和室を壊して新たに個室二つとダイニングを作ったのです。
個室の周りにダイニングとリビングがあり、個室の広さは畳3畳分くらい。ベッドと机を置いたらいっぱいいっぱい。学校の寮みたいな感じだね。
よくあるリノベーション事例は細かく区切られた個室をこわして1ルームにするけど、それに逆行する感じです。でもママンはにいにたちの個室を作ることが絶対条件にしていたから無い知恵をしぼって考え出したもの。
半分は手を入れずそのまま残すことにしたのは安くおさえるためでもあるのです。既存のものとミックスさせてリノベーションした形ですね。

苦肉の策でも

レイアウト図を見てのとおり、にいにたちの個室は部屋の中心部にあって窓に面してないのです。そこで苦肉の策になるけどちいにいにの部屋にはダイニング側に面して室内窓をつけ、おおきいにいにの部屋は壁の高さを180cmにして、上はオープンになってます。
こんなかんじ

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ダイニングから見たちいにいにの部屋。
アンティークの室内窓を設けて明かりとりに。苦肉の策のレイアウトだったけど室内窓がパリ風の雰囲気作りに一役買うことに。

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おおきいにいにの部屋。上がオープンになってます。

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リビングから見るとこんなかんじ。
ちょっと写真が古いけどね。
壁は高さ180cmで壁の上にアンティークのティンタイルがついてます。この壁も苦肉の策が結果パリの雰囲気作りに役立ちました。

個室はとっても狭いんだけど落ち着くみたい。室内窓があったり、壁の上部をオープンにしていたりで完全個室とはいかないけどゆるやかに仕切られてるかんじ。個室だけどリビングとつながってる安心感があります。
ふつうに売られているマンションではありえない間取りだよね。でもこれがオーダーメイド、住み手の希望どおりにできるリノベーションの最大のメリットなんだよね。

古さは魅力に 古さを活かしたインテリア

この物件はリフォームされて売り出されていたから、壁や天井にはごくごく普通の新しい白いビニールクロスが貼られて、キッチンはI型のこれもごく普通の新品のシステムキッチンがはいってました。新品できれいだけどまあふつう。おしゃれって感じではなかったの。
でもところどころ懐かしい昭和モダンな雰囲気ただようドアだったり、ビニールクロスをはがすとかっこいいコンクリートの壁がでてきたりと、古い団地ならではのこれらを活かさない手は無いと思いました。
そこでママンが考えたテーマは[パリのお花屋さん」のイメージ。
グレーの壁にアンティーク、色鮮やかな花、マテリアルはモルタルや使い込まれた木とガラスの透明感。ステンレスやクロムメッキの無機質な輝き。
ママンの“好き”なテイストをつめこみミックスして出てきた答えが「パリのお花屋さん」なんです。

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建物は古くてもキッチンや風呂トイレなどの設備が新しければ不便さを感じることもなく、古さは新築には無い個性と魅力になります。 
新築では出せない、古さを活かしたインテリア。自由な発想で変えられる間取り。それらができるのがリノベーションのいいところなのね。
パリでは築100年200年はあたりまえだものね。リノベーションで古い建物の魅力がもっと見直されるといいと思うな。

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