マルチ商法体験記その3~身内がマルチ商法にハマる

シンプル思考

bonjour!
わたしニケ。くろねこなの。

間があいてしまいましたが、今回がママンのマルチ商法体験記の最終回です。
最初は本を読んでまだ被害者が出続けていることに驚き、

ネットが発達した現代でも昔と変わらず、心の隙間に忍び込む手口は変わらない。
昔の体験でも注意喚起になってほしいと体験をつづってきました。

最後は身内の恥をさらします。
身内がマルチをやっているとそれを恥ずかしいと感じてしまい、被害者でもあるのに皆隠そうとしてしまう。
また、本人が今現在進行形で騙されたと気づいても、助けを求めにくいと思います。被害額が大きく深刻な人ほど身内に迷惑かけられないと考えてしまいますから。
みんな泣き寝入りしてる。だからマルチの被害は何年経ってもなくならない。
古い話ですが、あえて記録しておくことで渦中にあって悩んでいる人の何かのきっかけになれればと思います。

マルチ商法体験記その3

元義兄がハマったマルチ~その時義母は

20年以上前、新婚当初引っ越す先々のマンションで必ずア〇ウェイをやってる家庭がありました。

お茶会に呼ばれ、ア〇ウェイの鍋で作ったお料理を振る舞われ、鍋は買いませんでしたけどね。
貧乏だったし、どーせこいつには無理と思われていたことでしょう。

そんな感じでママンがハマることはなかったのですが、
ママンの元ダディのお兄さん、元義兄がハマったのです。
もちろんそんな義兄とは遠方に住んでいたこともあって親戚づきあいはせず、距離を取ってました。
ですが、気の毒なのは元義母。
義兄を心配して商品を買ってましたし、義兄は勤めていた会社も辞めたのでしばらく実家暮らしをさせてあげてました。
その後は詳しくは知りません。

当時元義兄は30代なかば。昭和の高度成長期の長男で私立の学校に通い、一流企業に就職し、おそらく元義理母にとっては自慢の息子だったと思います。
ママンはこのお姑さんのことは大好きだったけど、こんな義兄がいる家では年末年始の実家詣では恐怖でした。
マルチにマインドコントロールされてる人って皆同じ感じで会話が変ですよね。
いつア〇ウェイの話になりやしないかと、常にヒヤヒヤしていた記憶があります。

実母がマルチにハマる~被害はなくとも今も残るしこり

そしてもう一つはママンのママン。
実家の実母がア〇ウェイではないけど、マルチにハマってました。
実家と折り合いがよくないのはこれが原因の一つです。
ばあばは親戚からすすめられて始めました。

当時ママンはにいにの発達障害で子育てにすごく悩んでいたと同時に、家購入のための資金繰りに必死で節約と職探しと、とにかくママン一人に何もかもが重くのしかかり、八方ふさがりでいたころでした。
今思えば可愛い盛りのにいに達を連れてもっとマメに実家に遊びに行っていれば、ばあばもマルチに誘われる暇がなかったのではないかと後悔しています。
ばあばにしてみればママンは理想の娘像とは程遠く、マルチを勧めた親戚の方が親身になってくれる娘より心許せる相手だったのでしょう。
そうなると負のスパイラルで、ママンもばあばは孫よりマルチの方が大事なのかと考えるようになり、親子間に深い溝が出来てしまいました。

マルチをやめた今もこの溝は埋まることはありません。
それまでにもあった親子間の溝をマルチが決定的にしただけなのです。

さいごに

誰でも何がしか心の隙間はあるもの。
どんな選択にも認知バイアスはかかるもの。
誰だって失敗するもの。

自分というものを謙虚に受け止め、多くを欲しがらない心持ちでいることが大事かなと思います。


南天の赤い実はクリスマスっぽくもある。
ささやかでもイベントごとを祝うと豊かな気持ちになれるよ。

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