bonjour!
わたしニケ。くろねこなの。
今週はいよいよリノベーション完成です。
あぁ感無量。
ママンの夢が実現するなんて。
そんな大袈裟なと思われるでしょうか。
今回はママンがなぜここまで住まいにこだわるのか考えてみました。
なぜ住まいにこだわるか
好きだから
住まいにこだわる理由に、一つは単純に建築・インテリア好きだから。
なぜ好きになったのか理由は正直よくわからないのだけど、小さい頃の体験なんじゃないかと思ってます。
ママンは初孫でおばあちゃんっ子。
小さい頃はよくおばあちゃんに連れられて親戚の家に遊びに行ってました。
その親戚の家ってのが数寄屋造りの日本家屋に重厚な洋風の書斎兼応接間を備えた家で、枯山水の広い庭がありました。
広いお家でしたがお正月以外はキッチン横の4畳ほどの小さな女中部屋で大人たちに囲まれてお菓子を食べたり、長い縁側の先のロッキングチェアをひとり揺らして遊んだり。
障子の奥にある部屋や、2階に上がる階段は暗くて怖かった記憶が残ってます。
結局階段は怖くて2階には上がった事がないままでしたね。
まさに谷崎潤一郎の陰翳礼賛の世界です。
中でもママンの楽しみは枯山水の庭を冒険すること。
飛び石を飛んでわたって、水のない池は空想で美しいせせらぎをつくりだし、茂みは広大な森のつもりで。
小さなママンにとってテーマパークみたいな家でしたね。
もう一つは読書体験。
赤毛のアンの世界に心酔してました。
今でも大好きだし、ママンの少女趣味はこのころからだと思います。
マンガやアニメも影響が大きいです。
世界名作劇場の『アルプスの少女ハイジ』は今風に言えばライフスタイルが憧れ。
大きなもみの木と屋根裏の丸い小窓、干し草のベッド、とろけるチーズとパン。
冬の家用に廃墟をリノベーション?したり、アルプスを訪れたクララと町の子供たちとガーデンパーティーを開いたり。
豊かな自然とロマンティックな家、ライフスタイルは生涯かけて追いかけるママンの理想になりました。
夢と現実のギャップ
夢は赤毛のアンやアルプスの少女ハイジでも、現実は3Kの狭い家に両親、3人兄弟で暮らしていました。
窮屈だったのは家の広さだけじゃなく、精神的にも。
昭和の時代ですから、弟二人が優先され「お姉ちゃんだから我慢しなさい」と育てられてきたからだと思います。
もう子供のころから広い家と庭に憧れを持つようになりました。
広い家で育っていればこんな憧れを持つことはなかったと思います。
現実とのギャップにママンの夢、人生のゴールは自分の城を持つことになりました。
好きなことをつなげてきたら
大人になって仕事もインテリアデザイン、不動産鑑定、園芸とすべて子供のころからの好きなことをやり続けてきたんですよね。
すべて繋がっていたんです。
これからも好きをつなげて子供のころの夢をかなえていきたいと思います。
きなこ揚げパンにあんこと生クリーム。
仮住まいを言い訳にこんな朝ごはんもあと少し。
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コメント
ニケ様
bonjour!
ママンと同じで、私も赤毛のアンが大好きです。
考えてみると、アンシリーズの本はほとんど家にまつわるタイトルですね。
●緑の切妻屋根の家のアン
(Anne of Green Gables)
●風柳荘のアン
(Anne of windy willows)
●アンの夢の家
(Anne’s House of Dreams)
●炉辺荘のアン
(Anne of Ingleside)
●アンの愛情
(Anne of the ISLAND)
→これはタイトルに「家」が含まれていないものの、ストーリーの中で重要な役割を担っているのは「パティの家」。
●「青い城」
●「丘の家のジェーン」など
モンゴメリの他の作品も好きです。
これらも、いわば自分の城についての物語。
自分の居場所、安全基地って大切ですよね。
ママンのお城の完成を楽しみにしております。
どうぞ良い一日をお過ごしください。
Akiさま
ホントだ!
アンのシリーズって家がタイトルだ!
深層心理に刷り込まれていたのかなぁ。50年経って気が付きました。
Akiさまも赤毛のアン好きで嬉しいです。
子供のころから好きなものが一緒って、自分自身まで認めてもらったみたいで嬉しくなります。
リノベーションで仮住まいも経験して、あらためて心からくつろげる自分の居場所って大事だなと痛感してます。
猫も家につくと言いますから、ママンも中身は猫なのかもしれません。
これからもねことねこにんげんをよろしくお願いします。