nikeneko’s apartmentにようこそ!
わたしニケ。くろねこよ。
なんだか最近思うんだけど、パリのアパルトマンで暮らしてるって思ってるのはネコのわたしだけみたい。つーか、設定そのものが揺らいでるんだけどね。まっ細かいことは気にしないで。あくまでわたしはパリのアパルトマンで暮らしてる黒猫ってことでよろしくね。
さて、今回はママンのシンプルライフを支えるこの団地、じゃなかったアパルトマンね。
ややこしいから団地でいいわ。その団地を選んだ理由についてお話しするね。
団地で叶える豊かな暮らし
ローンを組まずに購入するという選択
そもそもママンが団地を購入しようと思ったのは、ママンはダディと離婚することにしたからなのね。ママンはその選択を自分自身にとって、にいに達にとっても、前向きでプラスのものにしたかったの。
だから住まいも前より居心地の良い、心豊かに暮らせるものにしようと考えました。
だけど当時もママンは非正規社員。経済力はなく、高い家賃は払えない。
もちろん住宅ローンを組むこともできないのです。
ママンに残された選択肢はローンを組まずに家を購入することだったのです。
郊外のアラフォー団地はお値段以上
そこでママンが目をつけたのは郊外の分譲団地。
ママンが通勤、にいにたちが通学できる地域の300万から400万円台で広さは40㎡以上。
すると郊外のアラフォー団地が条件に当てはまったのね。郊外の団地はいくつかあって、その中でも利便性と環境のバランスがいいこの団地に的を絞って探しました。探したと言うより、売りに出されるのを待っていました。
お気に入りポイントは環境と利便性
最寄り駅からバス5分、徒歩だと20分の旧住宅供給公社の分譲団地。
駅から遠くてもバス便があって、団地内にスーパーや店舗、病院もあるから不便さは感じません。生活インフラがばっちりなのは国が進めてきた住宅供給公社の物件ならではじゃないかな。そこも団地の良いところ。
ママンが気に入ったのは、ランドスケープデザイン。敷地がゆったりとられていて、尚且つここは高台で眺めもよく、周囲の自然と調和して緑も多いのです。
敷地内は車歩分離型で、歩道は公園の中を歩いているよう。竣工当時、車歩分離型のランドスケープデザインなんてきっと時代の最先端だったんだろうなぁ。
他にも藤棚があって、まるで公園の中に建物が点在してるようなデザイン。さすが国がついてただけあって贅沢で斬新。今の民間のマンションではこんなところにお金使わないよね。
建物も気に入っていて南北にバルコニーがある5階建てで、エレベーターはなし。ママンの部屋は1部屋1階段で専用階段のようになってるの。エレベーターがほしいところだけど、エレベーターがないから月々の管理費が安くおさえられてるのはメリットかもしれないね。
内装は自由に変更するつもりだったから物件選びは立地だとか、自分では変えられないところをしっかり吟味して気に入った物件を選ぶことができたんだね。
団地は頑丈
先の地震でも実感したけど、団地は頑丈なんです。
ここは壁式のコンクリート造で、公社が建てた築40年を超える団地はいいコンクリートを使用してるそう。これは不動産鑑定士の方が教えてくれた事。公正な目を持つプロのご意見だから信用できるんです。
コンクリートうちっぱなしの壁 分厚い。
コミュニティーがしっかりしてる
分譲団地のいいところはコミュニティーがしっかりしてるんです。団地は当時、時代の先端をいく住まいで、入居者も意識高い方が多いように感じます。
これからママンも年をとっていくわけで遠くの親戚より近くの他人。
やっぱりコミュニティーがしっかりしたところは安心ね。
団地のデメリットは?
団地特有のデメリットをあえてあげるなら、固定資産税がちょっと高いです。
それは敷地がゆったりと広くとられている分、区分所有でも土地持ち分が多く、部屋の広さからすると固定資産税が高くなるんですよね。
デメリットかもしれないけど、環境の良さがメリットでもあるので一概にデメリットと言い切れないかな。
デメリット < メリット
ママンにとって団地住まいのメリットはデメリットをカバーするくらい大きいのね。古さは現代ではだせないレトロな魅力だし、立地も駅から遠い分、静かで自然豊かな環境に恵まれてるんです。
メリットの方が大きいと感じられる物件が団地なんです。
春はご近所で花見
団地購入にかかった金額
ママンが購入したアラフォー団地は築年数がたってるから価格は底値でした。
この団地にしようと決めて、早くから毎週不動産情報をチェックしていたから価格の相場は頭に入ってたし、当時ママンは不動産関係の会社にお勤めしてたから実際の取引価格と不動産情報の価格との差も把握してたんです。
どういうことかというと、いくらぐらいまで値引きできそうか検討がついたんです。
それで値引き交渉も自信を持ってできたわけ。ママンの場合30万円値引きしてもらって450万円で取引成立できました。
不動産屋さんも売主さんもいい人たちだったこともあるけど、不動産取引で値引き交渉はよくあることなんです。だからちょっと予算が厳しくても値引き交渉で予算内にもっていけるかもしれないんだね。値引き交渉はやってみる価値ありです。
不動産購入には物件そのものの価格だけじゃなくて税金、その他もろもろのお金がいります。
その内訳はざっとだけど
固定資産税に4万
登記手数料に16万
仲介手数料に 17万
仲介手数料は社員紹介顧客ということで割引されてるので普通ならもっとお高いはず。とはいえ物件価格そのものが安いからぜんぶ安い。トータルかかった金額は約500万円。
どうでしょう。高い?安い?ママンは安いと感じました。貯金をはたいて買ったけど静かな環境、お気に入りのインテリア、DIYで暮らしをアップデートできる楽しさ、この選択は正解だったと実感する毎日です。
住居費が管理費と修繕積立金、固定資産税のみだから家賃と比べると圧倒的に安く抑えられてます。賃貸でこの住居費の家賃だと公営住宅かよほど古いアパートでないと無理なんじゃないかな。
少ない収入でも安心して暮らせる住まいさえあれば、心は豊かに穏やかに過ごすことができるんです。
ママンが団地を選んだ理由。わかっていただけたかな。
応援よろしくお願いします。